プロフィール

Author:かずー
かずーのBlogへようこそ!

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム
及川浩治(Pf) 協奏曲シリーズ〜ラフマニノフ〜
及川浩治(Pf) 協奏曲シリーズ〜ラフマニノフ
 
ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18
ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 op.30

指揮 広上淳一/新日本フィルハーモニー交響楽団

休日のサントリーホール。
始まるまでスタバで一服。コンサートはいつもこういう時間から楽しみたいものだ。

2010年までかけて、10大ピアノ協奏曲が演奏されるなかの今回が一回目。
初回にこの曲目は一番キツイんじゃないだろうか。
公開録音するらしいし、このピアニストの自信がうかがえるというもの。
旬な曲目を一晩で聞けるというのは聴くほうにとってもめったにないありがたい機会だ。

準備中の舞台では、第3番の木管(ファゴットかな)のソロの練習が聞こえている。

演奏者登場。
まずは、第2番の協奏曲から。
ラフマニノフ特有の低い深い、しかしピアニッシモの和音から。
聞こえるか聞こえないかの音ではじまり、しかし、ゆっくり正確にクレッシェンドされ、
オーケストラのメロディーへ引き継がれる。まずは無難な速さだ。
オケが悠々としっかり鳴らすので、ピアノの分散和音が聞こえないのが残念。
このあたり、毎度ながら実演はCDで聞くようにはきこえないものだ。
前のほうの席だとまた違うのだろうか。
そして、最初の盛り上がり、席からこけるのではないか、というほどのオーバーアクションだが、
ピアノが十分響き、オケとのアンサンブルを堪能できる。
個人的にはもっとためてもいいんじゃないか、と思うところだけど。

そして、甘い第二楽章、ショパンだってチャイコフスキーだって甘いことは甘いのだが、
やはりどこか醒めているところがあるのにたいして。
ラフマニノフほど感傷的なメロディーを延々と歌ういうのはないなあ、とつくづく思う。
オケを前にして、映画のワンシーンをみているような気分になってしまう。
そして、フィナーレ。
盛り上がるし、テクニックもいいのだが、オケもピアノももっとまだのりきっていない感じは残る。

それにしても、この第2番の熱演のあとで第3番をひくというのは、
ピアニストにはどれだけの体力が求められるのだろうか。それだけで単純にスゴイ。

休憩をはさんで、第3番。
ピアノのメロディーからスタート。終わりそうでおわらないメロディーラインから、
ゆっくり音楽の中身にはいっていく。こちらももたつかないテンポ感。
しかし、第2番より、テクニックのきれとアンサンブルのよさを感じさせた。こっちに体力を残してたかな。
ピアノのカデンツアは、会場に緊張感がみなぎるが、一体感を感じるところだ。
第二楽章からフィナーレにむけて、
ピアノ協奏曲というよりは、交響曲と錯覚させるほどオケの集中力もきいてくる。
木管とのかけあいも美しい。
怒濤のように、コーダに向かっていくさまは、ちょっとおそろしいほどで目が離せない。

終わると同時にブラボーと拍手の嵐。
アンコールはショパンの雨だれ。
ラフマニノフ尽くしで前奏曲でもやるかな、と思ったが、さすがにそれはしつこいか。
梅雨にちなんで、というわけでもないだろうが、
ショパンでしっとり締めたのは一服の清涼剤のようだった。

渋谷の廻らない寿司屋で夕食。やはり一皿100円とは違う味。


コンサートレビュー | 【2008-06-28(Sat) 23:13:26】
Trackback:(0) | Comments:(0)
7月の東京フィル定期は ファウスト交響曲
東京フィルハーモニー交響楽団 サントリー定期

ワーグナー :オペラ『タンホイザー』序曲
シューベルト/リスト :幻想曲 ハ長調 D760 「さすらい人幻想曲」
リスト :ファウスト交響曲

指揮 ダン・エッティンガー
出演 小川典子(Pf)、成田勝美(T)

前月の東京フィル定期はベト7&ラプソディーインブルーという
まんま「のだめ」の楽曲だったが悲しいことに、仕事の都合で行けず。

今月のテーマはリストあるいはファウストってところか。

まずは、ワーグナー。
よく知った曲を、コンサートホールで聞く快感というの思い出させてくれる。
実はワーグナーの楽劇を通して聞いたことはないが、序曲だけでも十分腹に来る音楽だ。

シューベルトの原曲は有名で、耳たこだったりするが、
リストによる協奏曲版というのも、海外では割と有名と、パンフレットには書いている。
GWのラフォルジュルネでも演奏されたらしいが、私は聞けず、今回が始めてだ。
当然ピアノとオケがかけあってすすんでいくわけだが、割に想像通りの役割分担で、
リストにしては、絢爛豪華に技巧をひけらかすところはないので、ちょっと肩透かし。
原曲に忠実にオーケストレーションしてみました、ってところだろうか。
アンコールに応えて弾いた「ラ・カンパネラ」は早弾きで
普通なら溜めるところもすっとばし、まるで何かに追われているようわりには
ミスもなくて、これがプロのワザか、、とうなってしまった。
観客に魅せたというところで、こちらのほうが拍手大きかったんじゃなかろうか。
私含めてやはりミーハーということだろう。

後半はメインの「ファウスト交響曲」
予想通り、パンフレットにはしっかり楽曲構造がかかれている。
リストが交響詩という分野を開拓し、音楽史的には非常に功績が高いのは知っているが、
オーケストレーション自体はピアノ曲にみられるほどの個性が感じられない。
ところどころ「レ・プレリュード」を拡張しましたっていう感じに聞こえる。
ただ、曲自体の魅力はあって、冒頭の12音技法の走りのメロディーでも十分ロマンティックだし、
次から次にでてくる動機も自然につながるところなどピアノソナタっぽいのもわかる。
しかし、いかんせん長い。コンサートおわったのも9時30分ごろだし。
そのせいか、第一楽章や第二楽章で席をたつ人もちらほら。
オケはあいかわらず機能的に演奏していたと思うが、
指揮者の指示ほどは熱くはなかったように感じた。
はじけづらい曲なのかな。


コンサートレビュー | 【2008-06-13(Fri) 23:22:51】
Trackback:(0) | Comments:(0)
ドイツレクイエムをきく
日本フィルハーモニー交響楽団
第600回東京定期演奏会

ブラームスドイツレクイエム

指揮:ジャンルイジ・ジェルメッティ

先期の東京フィルのサントリーホール定期では、フォーレのレクイエムの曲目がかわり
残念な気持ちのところへ、日本フィルの第600回演奏会で
公演されるというのでチケットをとって聞きに行った。

久々に会社を早々にでられたので、サントリーホールのベルを聞きながら入場。
入り口では関係者のお出迎え。やはり600回のアニバーサリーだからだろうか。

2F席の奥で、演奏が始まるのを待つ。
レクイエム」らしく荘重に始まる。終盤まではそれほどもりあがる曲でもないが、
一人夜に心静かに聞いていると、没入できるこの曲もコンサート会場にはあわないのかもしれない。
聞いていて、どうもしっくりこない。きいている私もなぜか集中できず、
終盤のもりあがりもとってつけたようで、なんとなく不完全燃焼な気持ちでおわってしまった。

以前、モーツアルトのレクイエムを生で聞いたときも
(あれほどすばらしい音楽はないとは思うけれど)白けた気分になっていったのを思い出す。
レクイエムは鬼門かもな。。。

コンサートレビュー | 【2008-05-30(Fri) 23:59:26】
Trackback:(0) | Comments:(0)
ラ・フォル・ジュルネ〜シューベルトとウイーン〜(続き)
入場の行列がなくなっていたので、イベントホールへでかけてみるが、
中は大混雑で、ゆっくり何かをみる、という感じでもない。
中央のオケを聞くための座席は場所とりされていて座れないし。
マイクロソフトのブースで、宣伝用のボールペンをもらった位で外へ。


13:45〜 
  アリ・ヴァン・ベーク指揮/オーヴェルニュ室内管弦楽団
  ロッシーニ:弦楽のためのソナタ第一番・第五番
  シューベルト:5つのドイツ舞曲

朝一と同じホール。
ロッシーニの若書きのこのソナタは、モーツアルトのと同じように、
耳に心地よい音楽で、ふとした機会にCDで聴くと心あらわれるのだが、
心地よすぎて、眠らずに聞き続けるのはちょっとつらい。
第一番だけでも十分なのだが。。
次のシューベルトも別の意味で眠気をさそう。
舞曲なので、似たようなメロディー、テンポが続く。曲かわったの?って感じだ。
ウイーンの典雅を感じるよりは、退屈を感じてしまう。

さきのコンサート、昼食を食べていたら、きっと寝たな、、と思いつつ、
東京国際ホールの正面にあるビルの地下で遅い昼食。
味はまあまあだが、カレーに、サラダにスープ、ドリンク付で800円程度とは安い。

ようやく本日最後のコンサートの時間。
一回の時間は短いとはいえ、さすがに4回はきつい。

18:15〜

  ツアハリアス/ローザンヌ室内管弦楽団

  ウエーバ:ピアノと管弦楽のための小協奏曲 ヘ短調
  シューベルト:交響曲第6番 ハ長調

ホールCは1500席弱と、コンサートをきくには丁度よいホールで、
椅子も豪華な感じ。クラシックにあう時間帯で、なぜか期待が高まる。

期待にたがわず、ウエーバの協奏曲は非常にドラマティック。
最初はよくわからないフレーズなのだ(ウエーバってたいがい出だしがもう一つに思う)が、
先にすすむにつれて、音楽にひきこまれてしまう。
朝のクラリネットも悪くはないが、協奏曲でピアノがでてくるだけで、
音楽の深み、幅が一挙にひろがってしまう。弾き振りも違和感なく「え、もう終わり?」という
満足感を感じた。これを聴けただけでも今日一日きた甲斐があった。

次はシューベルトの第6番
予習はしていたが、未完成やグレートに比べるとあまり面白くない曲と思っていたのだが、
生で聴くと、「こんなにいい曲なの?」と驚いてしまった。
ウエーバもそうだが、これは演奏者の腕かもな。。

こちらはいい演奏に感動して舞台から目をはなせなくなっていたが、
一方で、フィナーレ近くで次々席をたつ人がいるのが残念。次のコンサートに間に合わないのだろうけど。。



コンサートレビュー | 【2008-05-04(Sun) 23:30:21】
Trackback:(0) | Comments:(0)
ラ・フォル・ジュルネ〜シューベルトとウイーン〜
GWの後半は、「ラ・フォル・ジュルネ」が目玉だ。
とは思いつつ、昨年と同様、チケットを買ったのが5/1と直前だったので、
「未完成」「ます」「死と乙女」などのシューベルトの名曲も、
ピアノの独奏曲などですら売り切れていて買えず。
シューベルトだけだから、昨年ほどでもないかと思っていたので油断したが、
あなどれないな、、シューベルト。来年こそは前もって準備が必要だ。
空きのある公演表とにらめっこしながら5/4(日)の、朝から夕方まで4公演をなんとかおさえて
本日朝から有楽町へ。GW中の電車は空いていて気持ちがいい。

10:15〜
 ガザリアン指揮 ビュルテンベルク室内管弦楽団の演奏で
  ウエーバー :クラリネット協奏曲第一番(cl、セヴェール)
  ウエーバー :交響曲第一番 ハ長調

シューベルトならぬウエーバーから。
急ごしらえのホールらしく、演奏者はみえづらいが、
小編成のオケともあいまって、音響はそんなにひどくない。
両曲ともほとんど知らなかったのだが、さわやかでワクワクさせる気持ちをおこさせるのは
朝にぴったりな選曲だ。
昔昔、朝NHK−FMをつけて、流れてくるクラシックに思わずききほれた、という感覚を思い出した。
メロディーは凝ったところがあるし、全体的に型にはまっているところはもう一つだが
自然な演奏でよかった。ちなみに、クラリネットの音色をここまでじっくり聞いたのもはじめて。

演奏会おわって外にでると、
東京国際フォーラムは盛況で、イベント会場にも屋台店にも列ができていた。
これだけをみると、クラシックブームも本物か?と錯覚してしまうほどだ。
(ちなみに、帰省した際、音楽にまったく関心のない母親でさえ、
「最近、クラシックがブームやてな」、、といっていたが)
会場内のソファにすわり、家から運んだパンとコーヒーで軽食にして次のプログラムを待つ。


12:15〜
 小泉和裕指揮 東京都交響楽団
 シューベルト :交響曲第8番「グレイト」

グレイトって第8番だっけな。とか思うが、
パンフレットにそうかいているからそういうことにしよう。

こちらは5000席を要する大ホールなので、フルオケが小さくまとまってみえる。
しかし、音楽がはじまると、音響があまりきにならない熱演をきかせてくれた。
よくも悪くも日本のオケらしい、繊細で丁寧な演奏としてまとめあげていた。
第一楽章もいいが、当然第二楽章もなかなか絶品だ。
ききながら、確かにこのあとにちょっと皮肉っぽいマーラーがくるんだなあ、と納得。
その後の第3楽章、第4楽章と、長大な割にはあきずに最後まできいていた。
長いし、反復が多いシューベルトの交響曲って普段通してきくことがないのだが、
こうやって聴くと、改めていい曲だ、と再確認できた。

ただ、観客が多すぎで、子供が途中でないてしまうのが難だな。。
実際は、小さい音かもしれないが、ホールの構造上結構響いてしまうというところか
(続く)

コンサートレビュー | 【2008-05-04(Sun) 23:20:47】
Trackback:(0) | Comments:(0)
次のページ