久々に貫井徳郎を読む。本屋のポップ広告で「慟哭」を読んでから
その後彼の作品を読んでいるが本作は10冊目らしい。
「慟哭」ほどの緊張感や仕掛けはないが、心臓移植という重いテーマを扱っているわりには
文章は平易で、謎もシンプル、ラストはちょっとおおげさで、肩透かしな感じ。
別のミステリ作家なら、最後は二転三転させるかもしれない。
話は、心臓移植を受けた学生が、趣味嗜好、果ては別人の記憶まで夢にでるため、
その真相をさぐるべく、ドナーを探し回るという、ある意味自分探しのミステリーである。
読んでいて、真保裕一の「奇跡の人」というこれまた記憶喪失の主人公が自分の記憶を
取り戻す話を思い出した。どちらも真実にいきつくことを周囲が抵抗することで話が進む。
献血くらいは貢献できるかもしれないが、臓器提供というのは勇気がいります。
その後彼の作品を読んでいるが本作は10冊目らしい。
「慟哭」ほどの緊張感や仕掛けはないが、心臓移植という重いテーマを扱っているわりには
文章は平易で、謎もシンプル、ラストはちょっとおおげさで、肩透かしな感じ。
別のミステリ作家なら、最後は二転三転させるかもしれない。
話は、心臓移植を受けた学生が、趣味嗜好、果ては別人の記憶まで夢にでるため、
その真相をさぐるべく、ドナーを探し回るという、ある意味自分探しのミステリーである。
読んでいて、真保裕一の「奇跡の人」というこれまた記憶喪失の主人公が自分の記憶を
取り戻す話を思い出した。どちらも真実にいきつくことを周囲が抵抗することで話が進む。
献血くらいは貢献できるかもしれないが、臓器提供というのは勇気がいります。
「天国への階段」の白川道の短編集。かっこいい大人の男が主人公。
構成する5作とも、ストーリーは当然異なるが、全編通していえるのは、
自分の亡くした大事なものを取り戻すということだろうか。
読後感はどれもさわやかだが、表題作より「浜のリリー」が泣ける設定。
男が40、50になってもこれほどかっこよくは生きていないと思うけどね。
短編は読者の想像にまかせているところが多くて楽しめるが、本作は
過去と現在の描写の切り替えが頻繁で読んでいて少々疲れるのがたまに傷か。
構成する5作とも、ストーリーは当然異なるが、全編通していえるのは、
自分の亡くした大事なものを取り戻すということだろうか。
読後感はどれもさわやかだが、表題作より「浜のリリー」が泣ける設定。
男が40、50になってもこれほどかっこよくは生きていないと思うけどね。
短編は読者の想像にまかせているところが多くて楽しめるが、本作は
過去と現在の描写の切り替えが頻繁で読んでいて少々疲れるのがたまに傷か。

