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入社式シーズン
今日で3月も終わり。
駅周辺は、スーツケースやスポーツバッグを抱えたスーツ姿であふれている。
タイミング的には入社式というところか。
普通は、こういう初々しい姿をみると自分の過去を思い出し、
仕事に改めて、奮起できるものなのかもしれないが、
「来週から満員電車がまた混むなあ」というネガティブな感想しかもてない私は
結構疲れているのかもしれぬ。

しかし、ピアノ発表会まで、いよいよあと一週間。
ネガティブになって疲れている場合ではない。
週末でもあるし、ピアノレッスンに励むことにする。
発表会の曲を中心に、その他しかかり中のショパンやモーツアルトを練習。
ショパンのマズルカOP59−2も、
3ページ目、両手で重音が連続するところが難易度が高いが、
とりあえず最後までは通せるようになった。
最後までいくと、作品が見通せるようになって、
なんとかマスタできそうな気がしてきて練習にも精が出る。

夜は、ひさびさに焼肉屋「一番かるび」へ。
誕生日が近づくと、値引きなどのサービスをしてくれる葉書が届くので、それをきっかけにして年に数回は食べに行くのだ。
結構繁盛していて、大概満席なのだが、
そのときには、ポケベルのようなものをもたされ、
近づくとアラームがなってよびだしてくれるし、
ポケベルをもったまま近くの本屋に立ち読みしていられるので、
待ち時間も苦にならないのも便利なのだ。(本屋にとっては迷惑か)
ということででかけたが、でてきた肉がひどい。。。
冷凍ものは以前からそうなのだが、
コスト削減かなにかで肉のレベルを落としたのだろう。
明らかに味がおちていて、不快な食事になってしまった。
1000円引きのサービス券がでたがもういかないかもな。

はあ、、グアムの焼肉が懐かしい。。

日記 | 【2007-03-31(Sat) 23:12:37】
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佐渡裕と「オーラの泉」
指揮者の佐渡裕が「オーラの泉」にでる、
というので一応ビデオ録画していたのをみる。
この番組もワンパターン化して、ずっとみていなかったので、かなり久々。

バーンスタインの最後の弟子らしい、パワフルな指揮で有名だが、
久々にテレビでみたら老けたな、という感じ。
まだ老け込む年でもないんだろうけど、指揮者稼業も大変だからなあ。
(アバドもBPOの監督になったら一気にふけたもんな)
で、この番組にでるために、来日したとのこと、
一年の半年は仕事で日本にいるのだから、番組にそこまでリップサービスが必要かよ、
とか突っ込みをいれながらみる。

彼は関西出身だけあってそれなりにはよくしゃべるし、おもしろいが、
指揮をしていて、浮遊感をあじわった話は番組の趣旨にぴったり。
小沢征爾も、主にモーツアルト、ベートーベンもまれに指揮していて、
神の声をきくことがあるとかいっていたが、
音楽という狂気にはまると、精神世界にとんでいく一瞬があるのだろうな。

このメンツだと、
どうしても音楽の力、芸術の力、みたいな話題になってしまうのは仕方ないが、
その分、守護霊だとかオーラの色だとか、前世だとかという話はほとんどでず。
最近、マスコミなどからたたかれるからそういう話はしないようにしているみたいだ。
たしかに、聞いていてどうよと思うし、最近の露出は目立ちすぎの感はないでもないが、
三輪明弘がいっているように、くだらない週刊誌などきにすることもないし、
一般大衆がそういう週刊誌を鵜呑みにするほど、知性が低くもないはず。と信じて、
いいたいことを堂々といえばいいのに。
そこまでの開きなおりもないところは意外に小心者かもしれぬ。
とはいえ、言うにこと欠いて佐渡裕にオペラにだしてほしい、という図々しさは健在のようだ。


日記 | 【2007-03-30(Fri) 23:32:55】
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真保裕一 「誘拐の果実」
久々の真保作品。

テーマは違えど、彼の作品独特の論理的な話の展開、
登場人物は基本どこにでもいる普通の人々。
それが、事件を通じて、熱く成長していく、というパターン。
「熱い」のはともかく、頭もよくて、行動力もある、
というスーパーマン的な造形になってしまうのは、たまにきずだが。

で、この作品は「誘拐」を選んでいる。
プロローグで年端のいかぬ幼児の誘拐がえがかれ、その後、17歳の女性の誘拐が
えがかれ、その後、19歳の男性の誘拐が発生する。
当初はそれらは独立したものにみえるが、よくよく調べると裏ではしっかりつな
がっていることがわかってくる。
このつながりは想像を超えてかなり込み入った話になってくるわけで、その分長編
になっているわけだが、

・プロローグの幼児の誘拐の記述は必要なのか
・誘拐の手口にしては、うまくことが運びすぎ
・株券で身代金を受け取るくだりは、ちょっと説明しすぎか
・エンディングでわかる誘拐の動機は感動的ではあるが、いくらなんでも非現実的
 なので、爽快感が得られない
・登場人物多すぎ、とくに刑事が多くてどの事件に絡んでいるかわかりづらい
・この話ではちょっと長すぎ

など真保作品にしては不満が残る。
初期の作品の改訂版ということだが、そもそものプロットに無理があるんじゃないかな。

読書 | 【2007-03-29(Thu) 23:30:07】
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発表会のプログラムも決まり・・
3週間ぶりにピアノレッスンに向かう。

前回はかじかんだ手を心配しながら通ったが、
今日はコートがいらないほどの暖かさになっていることにふと気づく。
もうそろそろ4月だからなあ。

ピアノ発表会のプログラムができていますよ、
と、渡されると、忘れようとしている緊張感がいや増す感じ。
私のショパンワルツのあとにはリストの「愛の夢」が控えているよう。
逆よりはいいけど、前座みたいになっちゃうなあ、と微妙な気持ち。
別に金をとって聞いてもらうのではなく、こちらが金を払ってひくんだから、堂々としてればいい、
と講師にはいわれたけど、実際本番は緊張で堂々とはひけないだろうし。

で、早速レッスン開始。もちろんショパン遺作ワルツだ。
今回一回目はなんとなくうまくひけず、我ながらきにいらない出来。
その後、何度かくりかえすと、講師からはこれまでの指摘ででたことも含め、
いままでは注意されなかった細かな部分のダメだしにはいる。

・まずはおちついて、2拍目をたっぷり保つ。
・ピアノの個所はもっと小さく弾かなければせっかくのフォルテが目立たない
・繰り返されるメロディはピアノではじまることを忘れずに
・頭の部分で下降してくるメロディの2拍目は8分音符ではく2分音符
・女性のやさしい部分と男性らしいメロディーが交互に繰り返されるが、それらをしっかり感じてひく
・両手の跳躍する部分、左手の2拍目にフォルテのアクセント
・中間部は気分をかえてゆっくりと
・最後の和音は楽譜どおりスタッカートで、ペダルは頭にダイレクトにいれるだけ
などなど、
いつのまにか、40分近くこの曲ばかり練習。
弾けば弾くほど、よくはなっていくが、また新たな不満もでてくる、というところだ。

ワルツはこの辺にしておき、譜読みをはじめたばかりのマズルカOp59−2の前半をひく。
・アレグレットだから、もっと速くてもいいのではないか

そして、最後に子犬ワルツ。しかし、前回のほうがうまくひけたかんじで
我ながら指がまわっていないし、中間部の装飾音を頭にひっかけるところがどうもうまくいかないのに
弾きながらいらだってしまう。ワルツのレッスンで、集中力がきれ、手指の力も使い果たした感じがしなくもない。
・中間部の装飾音は手首を回転させてひくとひきやすい
というアドバイス。

ここまでで時間ぎれ。
今回はレッスンを録音するつもりだったのだが、忘れてしまっていたのが失敗。
来週のレッスンのときには、発表会直前だ。いまさらながらあせってしまう。。


ピアノレッスン日記 | 【2007-03-28(Wed) 23:50:08】
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N響 ベストコンサート
N響アワーでは今年度定期のベスト10という恒例企画

アシュケナージの指揮はあいかわらずぱっとしない、
というか優雅さに欠けるけれど、
放映されたショスタコービッチの交響曲第10番の第2楽章は
なかなかの熱演。この無調っぽいドライブ感はいつ聞いても盛り上がる。
映画音楽とかもかいたわかりやすいショスタコービッチの代表曲だ。
ただ、この早いスピードで、どの楽器も忙しい曲になると、あまり指揮はみてない感じだけれど、
これだけあわせられるのはさすが。

で、ノリントンが1、2位独占。
N響の指揮は初ということだし、ましてモーツアルトという直球でこの順位はすごい。
練習風景が映されたが、
古楽奏法ということで、奏者にビブラートしない演奏をすすめている。
バイオリニストにとってはそれまでの弾き方とまったく異なる弾き方を要求されるため、
非常に難しいものであるらしいが、奏でられる音色が確かに普段とは違う。
今回TVで放映したのはモーツアルト交響曲第39番の第3楽章と第4楽章。
ノリントンアシュケナージとは逆にあまりやる気のあるような指揮ぶりではないが、
耳タコなこの曲が、作曲したばかりのほやほやの曲という新鮮な印象を与えているのに
まずは驚かされる。
第3楽章のメヌエットは優雅な曲だけれど、繰り返しが退屈になる
演奏もあるが、彼の手にかかれば素朴な荒々しさがでてくるし、
第4楽章ともなると、メロディーが転調されて繰り返されるさまは
古楽を目指しているのとは矛盾しているようにも思うが、ベートーベンのようにも聞こえる始末だ。

何百年もの間、多くのオケによって演奏され、多くの聴衆によってきかれつづけている曲に
まだまだ新鮮なものを感じさせる演奏がきける、というのは、モーツアルトブームも捨てたものではない。

結局本シーズンはN響はデュトワ指揮のートーベンのピアノ協奏曲第二番とシェエラザードしか
いかず、正直期待はずれだったのだが、
こういう番組でベスト10をながめると、N響の底力はやはり感じとれるなあ。。


日記 | 【2007-03-25(Sun) 23:10:04】
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ベートーベンからメンデルスゾーンまで
ベト7のCDを聞き、実演とはやはり違うなあ、といまさらながら思いつつ、
昨日のコンサートでもらった大量のパンフレットをみる。
ほとんどごみになってしまうということもあってか
東京フィルの定期などではパンフレットの配布はやめているが、
一枚一枚みていくと、聞いてみたいコンサートが目白押しで困る。
いまだって十分、時間とお金をそれに費やしているというのにと思いつつも、
いくつかピックアップ。やはり感動したい自分がどこかにいるんだろうなあ。

ピアノ発表会は近づいているのに、
長いことレッスンに通えていないので、クラビの自動録音機能を使って自分の演奏を録音してみた。
と、自分の演奏の甘さ〜テンポはゆれすぎだし、音が抜けたり、外したりする〜
をショックをうけながらさらいなおしをする。
次回のレッスンのときにはIC録音プレイヤをもって録音してみる必要がありそうだ。

初見練習の意味も込めて、今日はショパンマズルカOp59−2を譜読みしてみる。
ワルツと同じ3拍子とはいえ、こちらはポーランドの踊りがベースにあるので雰囲気がまったく異なる。
技術的にもこの曲は両手ともに重音を扱うし、右手はワルツに比べ跳躍が多いのが難点。
譜面は単純にみえ、3ページの短い曲なのに含まれている要素が多いのはさすがショパン

世界フィギュアの女子は、金、銀がそれぞれ安藤美姫、浅田真央と日本勢が大活躍。
まだ10代なのに、国の期待を背負って世界に対峙するというのは、
自分で選んだ道とはいえ大したものだ。
TVからでも、彼女達、そして、だれもが口にする「ノーミス」の演技というのが
どれほど重要で、どれほど難しいものか、というのが痛々しいほど感じる。
ピアニストのフジコ・ヘミングがミスタッチを責められたとき
「間違ったっていいんじゃないの。機械じゃないのだから」とかいうのは名言だが、
スポーツというのはそういった世界じゃないんだなよなあ。。とか思う。
安藤のすべりはよかったが、バックがメンデルスゾーンのバイオリン協奏曲。
以前、ラフマニノフを使った村生のときも感じたが、どうしていつも曲をぶつぎり
にしてしまうのが不満。確かに主役はスケートだが、BGMだって、
プロの音楽家が携わっていればう少し音楽的につなげられるだろうに。

日記 | 【2007-03-24(Sat) 23:36:49】
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コバケンのベートーベン
久々にコバケン&日フィルのコンサート

 指揮とお話:小林研一郎
   ピアノ:仲道郁代
ベートーベンピアノ協奏曲第4番
       交響曲第7番

20070326234149.jpg


プログラムにベト7があがっていることもあってか、
平日のコンサートにもかかわらず、チケットは早々に売り切れていた。
さて、どういう客がくるだろうかとサントリーホールに向かう

会場の雰囲気は普段のクラシックのコンサートよりも華やかな感じ。
普段はスーツ族が多いのに、カジュアルないでたちが多いからだ。
それに、平日夜なのに、子供達もちらほら。
私の隣の女性は、その隣のたぶん彼女の娘さんに連れられてきたような会話をしている。
まだまだのだめ効果は大きい。

まずは、仲道さんのソロでピアノ協奏曲第4番
5番は「皇帝」の通称で有名だが、こちらも皇后という感のそれに次ぐ名曲。
ベートーベンの偶数番号に共通する平和的な曲だ。

指揮者と一緒にあらわれるが、演奏にすぐに始まらないのが、
ロームクラシックスペシャル特徴。
ベートーベンの運命の動機<タタタター>というのが
この4番の協奏曲にも、ピアノソナタなら「熱情」「ワルトシュタイン」、「月光」にまで
息づいているという話。ここでは触れなかったが第7番の第二楽章もそうといえる。

第一楽章冒頭の優美な主題のピアノから。
ただちょっと遠慮ぎみで、オケにちょっと負けてしまってるかも。
また、ピアノの入りがはやいのか、オケの入りが遅いのかというところも散見される。
古典の曲なのだから、きっちりあわせてほしい。
第一楽章のカデンツアあたりからピアノがようやく自己主張しはじめた。
ちなみに、第一楽章がおわってぱらぱらと拍手がきこえる
一応全楽章おわって拍手というのがコンサートのお作法なんだけど、咳をされるよりはいい。
その後はピアノもオケも調子をあげて、堂々とした演奏をくりひろげていた。
が、ちょっとミスタッチもあって今日はあまり調子がよくなかったのかも。
彼女が話しているとき、のどがかすれていたようだったし。
しかし、終わっみてみればブラボー。ファンクラブがきているのかな。

ピアニストは一旦退場したのに、指揮者に呼び戻され、
弾いているときに、何を感じて弾いていたか?とか質問をなげられる。
第二楽章はオルフェオと神の対話、第三楽章はフィデリオの合唱をイメージしたとのこと。
全体に共通するのは「救済」とのことらしい。なるほどねえ。

休憩のあと、たぶん多くの人が期待しているべト7が始まる
指揮者登場、しかし、マイクをもったまま
「のだめカンタービレ」で一躍脚光をあびたベートーベンの7番ですが、、との話がはじまる
A−Durのスケールをコンマスに弾かせて、
これが第一主題を構成しているといいながらコントラバスやチェロにひかせたあと、
第二主題の同音リピートをフルート、オーボエにふかせる。
この第二主題がそのまま第二楽章のテーマになっていることをピアノをひきながら説明
あとは、第三楽章、フィナーレの冒頭だけ演奏して、
ワーグナーが「舞踏の聖化」と賛嘆した話など、、
演奏自体はいつはじまるんだ、とつっこみたくなるほどトークが続く。

そのあとおもむろにスタート。
第一楽章から骨太にはじまり、オケも気合十分でしっかりならしている。
そして、第二楽章、ここはほんとはもっと歌うか、天界の音楽のようにならしてほしいけど、
このコンビ、どこまでも地上の音楽を演奏している。
第三楽章もそのまま一本調子。
そして、フィナーレは頭から暴走気味、この調子で最後までもつのかなあ。
もっとメリハリのある演奏にしたほうが、最後にうまく盛り上がると思うけどなあ、など
感じつつも、このほうが爆演コンビのコバケン&日フィルらしいと思い直す。
心配よそに、冒頭の熱気そのままで最後の一音まで。
ブラボーの嵐とスタンディングオベーションがちらほら。満席の拍手は嵐のようだ。

アンコールにこたえて、「ダニーボーイ」と恒例最後35秒間演奏。もちろんベト7のだ。
拍手は舞台からも聞こえる。
コバケンはこの3月で日本フィルの音楽監督をやめることもあって、
オケのメンバにとっても思い入れのある演奏ができたのかもしれない。



コンサートレビュー | 【2007-03-23(Fri) 23:16:57】
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かずさアカデミア音楽コンクール10周年記念コンサート
10年前にスタートした、千葉のかずさアカデミア音楽コンクール。
このピアノコンクールは2年ごとに開催されていて、これまでの上位入賞者による
お披露目という意味合いのコンサートがあることを友人から聞き、
紀尾井ホールまでででかけた。

プログラムを知らず、当日券でいったので、
会場でこの気合のはいったプログラムをみて、いつ終わるんだろう!と思わずこぼしてしまう。
普通のリサイタルなら前半4曲で構成してもおかしくない量だ。

佐藤圭奈 ベートーベン/ピアノソナタ第31番
坂野伊都子 リスト/ダンテを読みて
脇岡洋平 ラフマニノフ/ピアノソナタ第2番
福富彩子 八代秋雄/ピアノソナタ

横山歩 ドビュッシー/前奏曲第1集より2、5,7、8、11、12番
伊藤野笛 サンサーンス/カナリアのワルツ
     ラベル/ラヴァルス
川村文雄 ショパン/ノクターンOp27-2、幻想ポロネーズ

会場は6割位の入りだろうか、後方の左のほうの席にする。
前半はベートーベンから現代まで、時代順にピアノソナタが並ぶ。
まず一人目。丁寧な演奏だけど、ベートーベンの最後の3大ソナタ
にある浄化された演奏まではいかないかな。
次のリストは曲が派手なこともあって力強い演奏でよかったが、ちょっと一本調子。
普通ならここで休憩でもいいんじゃないか、と思うけど、
次はラフマニノフ。それも、全楽章とは・・・。
大柄な男性ピアニストは、マイチェアまで用意してきた。
第1音のフォルテからしていままでの演奏者達とは違う音楽がはじまることを予感させる。
そして、結構うまいのだ。しかし、第二楽章にきて、ちょっとおかしな曲に。。。
たぶん途中忘れちゃってるのだけど、演奏とめられないのでそれっぽくつなげないと、と必死という感じか。
その後はなんとか持ち直して、第三楽章まで。
この曲は長いだけの退屈な曲というのが私のこれまでの印象なのだが、
彼の演奏はその長さを感じさせないすっきりとまとまった演奏だったのに、第二楽章のミスは返す返すも惜しいな。
で、マイチェアを片付けたあと4人目登場。
たぶん前の人の汗が飛び散っているのだろう、弾く前に随分念入りに鍵盤をふいていた。
で、八代のソナタ。初めて聴く曲だし、第一主題が12音技法?のゲンダイオンガク。
ただ、曲そのものは構造的にはきけるし、長くもなく、フィナーレはなかなかおもしろい曲だった。
最近のピアニストは現代ものもレパートリーにいれないといけないので大変だなと同情。
(大きなお世話だろうけど)

後半は、前半よりは有名な人たちのようで、演奏曲も舞曲系で統一してる。
ドビュッシーは、そつない演奏、でも全体的にクリアすぎで、ちょっと速いのじゃなかろうか。
で、6人目、サンサーンスとラベルのワルツが続く。
どちらも技巧的な派手な曲で、ピアニストの指をみているだけでも楽しい。
ラベルなど、一人でもここまで演奏できるんだなあと、作曲家の苦労を感じる。
演奏者も苦労は大きいだろうけど、聴く限り技巧にはまったく問題ない演奏。
で、とりはショパン。ようやくメジャーな曲だ。
こういうメジャー曲というのは聞く耳も厳しいものになるだろうに、
ノクターンも幻想ポロネーズも、安定した演奏をきかせてくれた。
ショパンの繊細な部分も大胆な部分もうまく表現されているし、
演奏者も場慣れしているのが大きいのかも。
手垢にまみれたこれらの曲でも、技巧云々以前に音楽として素晴らしいと再認識させる演奏だった。
そして、会場をショパンの世界にして、そして、彼のリサイタルであったかのように聞かせてしまった。

終わったのは4時40分ごろ。2000円でこれだけのものを聞けたのは満足か。
皆さんこの後、大物になったらこの値段では聞けないですからねえ。。。


コンサートレビュー | 【2007-03-21(Wed) 23:00:09】
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今週末はイベントもなく
土、日と、朝はピアノを弾いて、昼は近所をぶらぶらついでに食事して、夕方ジムという
規則正しい生活が続く。
花粉症も今年はそれほどひどくならないなあ、と思ってた矢先に今朝は鼻づまりで目がさめた。
はあ、やはりきたか。。っていうところ。

ピアノは、レッスン中のショパンワルツ3曲とモーツアルトのソナタの不得意部分の練習。
うまくいかないところは一朝一夕にはいかないので少しづつ気長に練習。

そのあと、手元の楽譜から譜読みしながらぽつりぽつり弾いてみる。
ショパン 華麗なる大円舞曲 
 最近ワルツ漬けなので、なんとかいけそうな感じはするが、ちょっと長いなあ。。
 フラット3つなので、レとかソとかはフラットいらないのだけれど、
 いままでの癖でつけてしまうのに我ながら苦笑。
ショパン スケルツオ第二番
 こちらも最初の部分を練習してみる。ゆっくりならなんとかなるかもしれないが、
 これは速く弾かないと曲の感じがでないので、長期戦になるだろう。
ショパン 別れの曲
 久々にとりだしてみたが、あいかわらず中間部分でストップ。それも両手で重音する2段分がネック
 その他はいけそうだから、なんとかしたいんだけどなあ。
て、結局ショパンばっかで2時間ほど時間がつぶれてしまった。
こうやってなんとなく弾くのもまた楽しいものだ。結果どうあれ、自分で音楽を奏でられるわけだから。

その後、近くのブックオフにいったら
モーツアルト ピアノ作品集  が150円
・ピアノピースギャラリー 第7集 が200円
で売っていたのでとりあえず購入。
モーツアルトは珍しい曲ばかり。しかし、ピアノピースギャラリーのほうは
中身が「幻想即興曲」「別れの曲」などすでに楽譜はあるものばかりだったりするけど、
将来レッスンに持っていくなら、薄くて軽いこちらほうがいい。

今晩のN響アワーの2006年ソリストベスト10とかいう企画のなかで、
アンデルジェフスキーがモーツアルトの20番の協奏曲を弾いているのをみた。第三楽章だけだが、
弾き飛ばすし、和音はがんがん響かせるし、自作のカデンツアもなんだかなあ、という感じだが、
生だと迫力あっただろうなと思わせた。
いつもいつもきちんと丁寧な調和のとれたモーアツルトばかり聞かせられたらつまらないものな。

日記 | 【2007-03-18(Sun) 23:26:42】
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2006-7 東京フィルのサントリー定期 振り返り
3/14のサントリーホールコンサートで、一年間通った東京フィル定期が終了。
平日の夜なので行けないときもあるかも、と心配していたが皆勤。なんとかなるものだ。

A席の2階中央指定席は、ながめも音響もいいほうだろう。
ただ、席がせまくて(どこも同じだが)、席にたどりつくためには
隣の人の前をぬっていかないといけないので、開始前や休憩のときは苦しい。
周りも多少よけてくれてもよさそうだが、なかなかそういう紳士ばかりではないしね。

それはそれとして、
過去のブログをみるとオープニングのコンサートの感想はあるが、
その後はかなり抜けているので、ここで思い出してみる。

4月は若杉指揮のプフィッツナーとブルックナー△
プフィッツナーが重くていまだに印象にあるなあ、期待していたブルックナーは、こんなものか、って感じだ。

5月はレンメライト指揮でラフマニノフのパガニーニラプソディー(pf:中野翔太)とシベリウスの交響曲第二番◎
ラフマニノフは前半があまりにぱっとしなかったのに、後半にきて、ピアニストが調子をあげてきた記憶がある。
それくらい弾けるのなら、最初からとばしてくれれば、もっとおもしろくなったのになあ、と残念。
まだ若いからオケとあわせるのは慣れてないのかもな。曲も難しいし。
しかし、その後のシベリウス2番の出来が非常によくて、これだけでも十分もとがとれた印象。

6月はヤルヴィ指揮のツゥールのチェロ協奏曲とムソルグスキーの展覧会の絵△
聞いたことのない作曲家によるチェロ協奏曲。チェロといっても電子楽器の妙な音の妙な音楽だった。
展覧会はあまり印象ないな。あんまり盛り上がらなかったのかも。

7月は大野和士指揮でベルリオーズのロメオとジュリエット×
知らない曲だったので、予習もし、丁寧な解説を読みながら聞いたのだが、あまり楽しめなかった。
大編成オーケストラと合唱付きの派手な曲なんだけど、どこか紗のかかったテレビをみているような感覚。
こういう90分ほどかかる大曲一曲のコンサートで退屈してしまうと、ほんとにつらいものがある。

9月はエッティンガー指揮でブラームスのピアノ協奏曲第二番とベートーベンの英雄○
超有名曲なので、特別なこともしづらいということか、わりと標準的な演奏だったと思う。
アムランがうますぎて、ブラームスがすごく軽い音楽になってしまった記憶。アンコールのドビュッシーがよかった。

10月は急逝した岩城のかわりに若杉で、イサンユンの交響曲とワーグナーの管弦楽曲△
前半きつく、後半は安心。でも、いまとなってはどちらもあんまり印象ないなあ。

1月はチョンミョンフン指揮でメシアンのツーランガリラ交響曲◎
熱演。やっぱりチョンミョンフンはただものではないわ。ピアノはよくがんばってた。あれで腱鞘炎にならないのだろうか。
(オンドマルトノがうまいかへたかはさっぱりわからなかった)

そして3月のハーディングのピンチヒッターミヒャエルボーダー指揮のR.シュトラウスとマーラー◎
これは文句無し。
最近きいたものが印象に残ってしまうのは仕方ないが、この演奏は自分のなかで記憶にのこる感じがする。

コンサートレビュー | 【2007-03-15(Thu) 23:29:17】
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サントリー定期の締めはマーラーの第5番
東京フィルの2006-07シーズンサントリー定期をしめくくるのは

ミファエル・ボーダー指揮で

R.シュトラウス 死と変容
マーラー     交響曲第5番 の二曲

後期ロマン派二大巨匠の大編成オーケストラの名曲。
どちらもメジャーな曲ではあるが、彼らの代表曲とはいえないかな。
いまとなっては、難解ではなく、
ドイツ音楽らしい骨太の曲で、テーマも「死と再生」と重い。
最近はこういうヘビーな曲はきかなくなっていたが、R.シュトラウスのみ、カラヤンのでとり急ぎ予習。カラヤンはやっぱうまいわ。

本演奏会、当初はハーディング指揮(チケットにもそう書いてある)の予定だったが、
イタリアかどこかの演奏会を優先するとかで早々に交代のお知らせがきていた。
看板に偽りありだ。来シーズンも名前があがっているが本当に日本でやる気があるのかどうか怪しいもんだ。

今晩の腹ごなしはSubway。
ぱさぱさのサンドイッチを寒い室外で食べる。

で、ボーダー指揮で前半のシュトラウスが始まる。
死の床でまどろむ病人。
元気だったころの幸せな思い出を夢にみるが、夢から覚めると死との戦いが開始される。という情景を描いている。

冒頭、静かでゆっくり、しかし、死の苦痛をあらわすフレーズがでる。
聴衆の咳やかすかなざわめきで、集中できない感じだったが、中間部の「少年主題」といわれる幸せな旋律が
変奏されるころから、シュトラウスらしい美しい音楽にぐいぐいひきこまれていく自分がいた。
最後、天に召されるところだろう、ピアニッシモで終わる。
指揮者はタクトをおろすが、だれも拍手もせず、静寂がしばらく続く。
まるで、この休符をまだ聴衆が演奏しているかのようだ。
そして、おもむろに拍手がおき、それが広がり、ブラボーの声もおきる。
大勢の聴衆が全員、咳もせず、拍手もない、といった瞬間はちょっとした感動だ。

そして、後半のマーラー開始。
第一楽章、冒頭のラッパのソロも堂々としていて、立派。これは期待できそうだ。
金管の緊張感がまわりに伝わったかのように、全楽器が全力で棒についていっている。文句なし。
そして、一楽章の気分のまま第二楽章。これもオケがぴたりあって、どのメロディーもすっきりと分離して聞こえてくる演奏。
指揮者も舞台でのっているのが遠めにもわかる。
ここで終わっても満足な出来だが、まだ折り返しにもきていない。
この調子で第5楽章までもつのか、と逆に心配。
緊張感が続いた楽章から、幾分開放的な第三楽章がスタートする前に一旦チューニング。
スケルツオは、各楽器が協奏的に使われるため、途中ちょっとあやしいところもあったが、
ホルンは大活躍。このうまさはいつものあやしいホルンと同じとは信じられないほどだ。
そして、有名な第4楽章「アダージェット」。弦とハープの緩徐楽章でこちらもようやく息をつける。
アタッカで第5楽章。この楽章はフーガが間にあり、他楽章とは異質な音楽に感じるが、
オーケストラのうまさと興奮は最後までとぎれることがなく、集中したまま一気呵成に演奏。

終わると同時に会場が咆哮のようなブラボーと拍手の嵐に見舞われる。
今年度の定期ではここまで沸いた演奏会はなかったのであるまいか。
スタンディングオベーションしている方もここかしこ。
拍手はなりやまないが、さすがにこのあとはアンコールもなく、余韻をのこしたまま終了。
マーラーの5番を腹いっぱい堪能できた、いい演奏会になった。


コンサートレビュー | 【2007-03-14(Wed) 23:50:39】
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楡周平 フェイク
初刷りは昨年の8月だが、
近所の書店ではいまだベスト10にランクインされているコンゲーム系の話。

年末にその書店で店員らしき方2名の会話が聞こえてくる。
「この本、ここに(目立つ平積みのところ)積んでいるけど売れてるの?」
「今日だけも何冊か売れて、いま、追加注文しているほどなんだ」
「でも、新作じゃないな、結構前の本だよね」
「そう。だから隅のほうに積んでいたのだけど、気づいたらなくなってる、
というのが続いたんで、こちらにもってきたんだ」
小耳にはさんで、そんなに面白いものなら、と近くブックオフで半額で購入。
しかし、読み始めたのは先週からで、本日読了。

銀座の高級クラブの新米ボーイ君が主人公。
彼の友人、彼女、クラブのママ、そしてクラブの客達がだましあう世界で、
こっそり大金をせしめよう、というストーリー。
前半は登場人物の生活をじっくり描き、ちょっと退屈。
しかし、後半から物語が動き出すと、エンディングまで一直線に飛ばす

コンゲームにしては、全体としてご都合主義に運びすぎだし、
銀座の高級クラブという割には、六本木のキャバクラ風な軽さも感じる。
さすがに最後はもうひとひねりあるだろうと思ったのだがあっさりとラストへ。
これでは、だまされなれている人間には少々物足りない。
つまらなくはないけど、どうしてそんなに売れてるのだろってところ。


読書 | 【2007-03-13(Tue) 23:32:43】
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大分 小旅行計画
4/14(土)の別府のコンサートのチケットは早々と確保したものの、
往復の便や宿泊の手続きができていないので、

図書館で借りた観光雑誌や、旅行社のパンフレットをながめ、
場所と価格をインターネット含めて確認しながら旅行計画を作成する。
別府や湯布院では温泉にはいり、海の幸を食べられれば満足かなと思ったけれど、
せっかくなら足を伸ばして阿蘇を見ようということで、2泊3日の小旅行に変更。

早速、
・航空券の手配
・ホテルの手配、ただし、初日は夕飯は不要で大分近辺。
大分での交通手段の検討
などにはいる。
それぞれじっくり値段を確認していると、途中で投げ出したくなり、
なにもかも旅行会社にまかせる人の気持ちもわかってくるが、結局、
一泊三日で初日の往復航空券+別府のホテル(食事なし)+レンタカーをあわせて一人35000円のツアーと、
二泊目は湯布院で、食事ありのホテル一人10000円位のものを予約。
それなりのサービスでこの値段なら結構安いほうだろう。

とくに湯布院は旅行会社推薦のホテルはことごとく高いので、
楽天トラベルで安くてよさそうなところを探す。
このホームページは各ホテルごとにお客様の声が公開されていて、生の意見が参考になるのだ。
クレームもそのままインターネットで公開されてしまうと、
ホテル側もあまりいいかげんな対応はできないだろうから、今は改善されているかもしれない、という気になる。
まあ、実際のところは自分の目と舌で味わわないとわからないけれども。

あとは、アルゲリッチがキャンセルしないことを祈るのみだ。


旅行 | 【2007-03-12(Mon) 23:05:16】
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別府アルゲリッチ音楽祭 チケットゲット
深夜から花粉症の咳が続き、寝不足のまま日曜日。

発表会まで一ヶ月切ったので、気分を引き締めてピアノに向かう。
でも、どうも集中力にかけたピアノ練習になってしまう。
ある程度弾けるようになってくると、それ以上真剣にさらえなくなってしまうのは
悪い癖。でも、弾かないのはそれはそれでプレッシャーなので、
毎度のごとくショパンのワルツとモーツアルトのソナタをさらう。その後、
いつ弾けるかわからないが、ショパンのスケルツオの2番を頭だけ譜読みしてみる。
この曲聞く分には格好いいが、譜面自体はそれほど込み入っていないことがわかったので、
なんとかなりそうな気がしないでもないが、実際どうだろうな。

気分転換に、国内オーケストラのホームページなどを
ネットサーフィン(この言葉ももう古いかんじがするな)しながら
今後いきたいコンサートをピックアップしてみる。

で、毎年実施している「別府アルゲリッチ音楽祭」にいってみたくなる。
もちろんマスタークラスなどには用はなく、初日のアルゲリッチのピアノが目的だ。
コンサートは土曜日だから週末だけですむし、演目がバルトークの3番というのも、
彼女のレパートリーのなかではあまり聞かない曲なので楽しみだし。
チケットの空きがあることを確認し、その場で衝動的に注文。

注文したのはいいものの、
別府というのは有名な温泉街であること位しか知らず、
九州自体も高校の修学旅行でいったきり、さて、この先どうしたものか。
せっかく九州にいくのならついでに観光もすべきかと気もはやる。

まずは、情報収集だ。
マンドリン弾き語りの歌手のミニコンサートを横切り、
図書館で大分の観光雑誌をぱらぱらとみるが、惹かれたのは「別府地獄めぐり」位。
そして、近所の湯布院に泊まればここは事足りるかなってところか。
インターネットでもう少し調べてみることにしよう。

夜はN響アワーに茂木大輔氏がでていた。
NHKのオーボエ奏者というより、エッセイストというより
一般では「のだめ」の監修者というほうが有名だろうけど、さすがにそれには触れず。
とはいえ今回の特集は、指揮者の仕事、指揮者の特徴といった話。
のだめ」に触れなくてもこういうテーマをもってくるところが、NHKも考えてる。

日記 | 【2007-03-11(Sun) 23:04:09】
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クラシックロイヤルシートでアイーダを見る
前日にNHK−BSでやっていた「アイーダ」録画をみる。
収録は2004年、ベルギー王立モネ劇場での公演と少し古い。

最近はオペラは途中で見るのやめてしまうことが多くなっていたけれど、

この作品、照明をおさえた、抽象的な演出が現代風なのか、
舞台セットは無しに等しいし、衣装も
エジプト側とエチオピア側で白と黒に統一しているだけの簡素さ。
歌手の動きも下手なパントマイムを見ているよう。
と一人で突っ込みをいれながらも、結局全曲最後までみてしまった。

エチオピアの王女であるアイーダとエジプト側の将軍ラダメスが愛し合っており、
横恋慕をいれるエジプトの王女アムネリスとの三角関係というオペラによくある筋書き。
どうしてもアムネリスの心情のほうに共感してしまい、
主役のアイーダは運命に翻弄されるだけの馬鹿な女、みたいに思っていたのだが、

今回、3幕目のアイーダがラダメスを篭絡する場面で、アイーダの表情が、
カルメンの2幕目にあい通ずる悪女的な感じがでていてはっとさせられた。
このソプラノが悪女っぽい顔なのか、演出なのか、どっちだろ。

夜はうちのそばの居酒屋で夕食。
土曜日の夜なんてかきいれどきだと思うが客がほとんどいないので
オーナーでもないが、心配になってしまう。
安くて重宝しているので、もう少し流行ってつぶれないでいてほしいところ。

日記 | 【2007-03-10(Sat) 23:06:20】
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中町信 天啓の殺意
最近はどんな小説でも「ミステリー」に区分けされている感じがするが、
これはいわゆる「本格推理小説」

中町信という作家は前作「模倣の殺意」で初めて知り、
この作品も前作同様、店頭に新作のように平積みになっていたので注目したのだが、
実際読んでみて、時代背景とかが妙に古いので確認したらどちらも20年ほど前に初出。
作者による改稿による文庫化ということのようだ。

ちなみに、2005年度の「この文庫がすごい」の一位だった
岡嶋二人の「99%の誘拐」だって、初出はおよそ20年前とこちらも古い作品。
優れた作品だとしても、その時代のものがまだ売れているというのは
この分野は今は秀作が少ないのだろうな。
「本格推理」を構成するトリック自体も目新しいものは作れないのかもしれない。

それはそれとして、本作。
ある小説家が、忘れられた現実の殺人事件を実名入りで小説にし、解決編を書かずに失踪。
出版社の女性編集者が探偵役になり、小説家とその事件の犯人を追うのだが。。。
容疑者の死亡、関係者が次々と殺害、というシナリオもテンポ感も推理小説の常套。
とはいえ、プロットがよく練れているので、結局最後に読者は予想通りだまされてしまう。
解決編は病院でだが、これはテレビドラマなら海に面した崖っぷちでやってほしいちょっと悲しいお話。


読書 | 【2007-03-08(Thu) 23:25:00】
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子犬のワルツ レッスン開始
しばらく陽気が続いていたが、
今日は一転寒い。
久々にコートを着込み、自動販売機で買ったホットの缶コーヒーで
手をあたためながら、レッスンへ向かう。

本日は、紅茶とチョコレートクレープをふるまわれる。
いつも変わったものを用意してくれているようだ。

さて、まずは発表会予定の
ショパンワルツ遺作から
・右手のメロディーを明確に
・もっとおちついて弾いてよい
という注意。
とはいえ、初回からうまくひけたのもあって、ほとんど問題ないできとのこと。
難易度Eのワルツがここまで仕上がってきたのだからそれはそれでたいしたものだ。

次は
ショパンのOp64−3のワルツ
・後半のペダルの踏み方、音がなってから踏んで、次の音がなる前に踏みかえる
ということだが、ペダルだけはクラビとピアノでも違うし、
ピアノでも種類によっても違うということで、なかなかうまく教えられない、との話。
最後は弾いている本人の耳だけが頼り、という世界。
この曲、最後の1ページは手も難しいのに、足までなかなか注意が及ばないんですよね。
数回繰り替えすうちに、なんとなくはよくなってきた感じ。

次は新曲
子犬のワルツ
だれもが弾く曲だが、きれいに粒をそろえて弾くのはそれほど簡単じゃない。
・頭はペダルなし
・譜読みがまだ完璧でない(とくに中間部左手)部分の指摘
・1小節一拍の呼吸で(Op64-2と同じ指摘だ)弾く。
・小節頭にアクセント、そこでのみペダルを使う、こうすると、無理に速く弾かなくても速く聞こえるとのこと
これこそ、ワルツ遺作は変形してるからなあ)なので、それを感じて弾くことが大事だ。

最後に
モーツアルトピアノソナタK310の第一楽章を通す。
前半はとくに問題なし、後半は指が覚えるまで練習するしかない、とのこと。
楽譜どおりにはなんとか弾けるようにはなってきたが、
このような大曲を初めから終わりまで神経を集中して弾き切る、
というのは小品を弾くのとは違った難しさがある。

来週、再来週はレッスンは休み。自主練習をしっかりやっておかねばな。


ピアノレッスン日記 | 【2007-03-07(Wed) 23:35:08】
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子犬のワルツ
予約していた2007年度の東京フィルハーモニーのサントリー定期のチケットがようやく届く。
サントリーホールは、20周年を迎え、今年の4月から8月まで丸々5ヶ月改修工事。
そのため、この定期もスタートは9月から。随分気が早い話ではある。
気が早いついでにいうと、定期の11月の予定が
ブラームスの「ドイツレクイエム」から、フォーレの「レクイエム」に変更になったとのお知らせが同封されていた。
レクイエムならなんでもいいというわけでもなく、ブラームスのそれが楽しみだったのけどねえ。。
それならモーツアルトかベルディにしてほしかったなあ。
中華のフルコースのつもりでいったら飲茶のビュッフェになった気落ち。
フォーレが好きな人には逆のニュースなんだろうけど。

今日も朝から真面目にピアノ練習。
一度譜読みをした曲をしっかりさらうというのは根気が続かないので、
途中でショパン子犬のワルツをさらってみる。
この曲は有名だし、これまでも遊び弾きしているので、楽譜に首っ引きでなくとも弾けることは弾けるのだが、
きちんと止まらず弾こうと思うと、速い曲なので結構難しい。
中間部で、左手がワルツしているときに、右手で四分音符4つで、四連符になってるところがあり、我ながらもう一つ下手だなとか思いながら弾く。
この曲、飼っている犬が自分の尻尾を追っかけて回っているのを描いている、というのはよく知られた逸話だが、
カツアリスがNHKで「ショパンを弾く」というピアノレッスンの講師をしていたときの楽譜に、「ここは子犬の頭をなでるように」とのコメントが記されている。
上手く弾けるかどうかはともかく、この解釈ななかなか見事なものだ。

午後から近くのアウトレットモールへ散歩がてらでかける。
駅前に屋台がでていたので、誘われるように、昼食代わりにたこ焼き、お好み焼きを買う。
まずくはなかったが、いまから考えるとそれぞれ500円というのはちょっと高い。

アウトレットモール側では猿回しがあったり、犬を散歩させている家族連れも多くて、
子犬がのんびり遊んでいるのをみていると、自然に心が癒される。
安くていい春物のシャツが見つかったので、それを買って帰宅。明日からまた仕事だ。。

日記 | 【2007-03-04(Sun) 23:01:35】
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ひな祭りはギャラリークープシューで
朝はピアノの練習。昼はジムでトレーニング。
夕方から新宿へ、ショッピング&ディナーという忙しい一日。

ひな祭り、というわけでもないだろうが、新宿はあいかわらず人が多い。
伊勢丹にある、10万円の万年筆や、1万円のTシャツ。
毎度こういう価格帯でいったい誰が買うのだろうと思うけれど、買い物客で群がっている。
若い人も多いが、どういった仕事をされている方なんだろうか。
自分も旅行やコンサートをあきらめれば買えない事もないが、
そこまで思い切るには、まだまだ収入がついていきません。。

その後、丸井へ。こちらはまだまともな値段。
だが、今回はあまり欲しいというものもなく結局ここもひやかすだけになってしまった。

ディナーは、先のクリスマスのときは満席で入れなかった
フレンチレストランの店「ギャラリー クープシュー」。
一年に数回、記念日などに行ってディナーを頂くのだが、
値段の割りにはおいしい上品な料理をお腹一杯食べられて、重宝しているのだ。
今日は6時前にはいったので、いつものカウンターの端の席へ通される。
この時間ですでに半分くらいの席は埋まり、その後も続々と客がきたので、7時頃にきた客は、もう追い返されていた。
あぶないところだ。以前に比べて随分はやってるのではなかろうか。
でも、メニューはこの数年来かわっていない様子。
まずは。絶品のカシスウーロンから。
どのバーでもここまで飲みやすいカシスウーロンをだせないだろうと思わせる飲み心地。
コース料理は、大和芋のムース、ポタージュ、牛ヒレのステーキなど。

DSCF0374.jpg


締めはデザート。これもボリューム満点である。

DSCF0375.jpg



日記 | 【2007-03-03(Sat) 23:33:53】
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ロマンスカーにて
久々に小田原へ出張。
数年前までは小田原に住み、その後もしばらく仕事で往復した街だが、
この半年ほどはとんとご無沙汰。

10年前と比較すると駅も美しく、広く、その分往来も激しくなり、
駅ビルも立派になってスタバもあるが、
丸井の代わりはないし、城下町らしいひなびた感じはあいかわらず。
微妙に進化から取り残されているといったところ。
しかし、振り返って見える富士山の雄大な姿はいつもかわらず立派。
昔は毎日みていた景色だなあ、と妙に感慨深い。

帰りのロマンスカー内では、大学の卒業旅行っぽい女性グループが、
箱根からのってきているようだ。
決意発表のように一人一人抱負を述べるのが聞こえてくる。
いまの学生なんて、どうせすれているだろうとは思っていたけれど、
これから本当の社会にでるという新鮮な緊張感はまだかわらなくあるもののようだ。
自分はこの先、そういう気持ちをもつようなことはないのだろうなあ。

夜、スマップ中居司会の番組で、指揮者の西本智実がでていたので見てしまう。
今まで彼女を生でみたことはないが、ロシアで名声をあげて日本に凱旋にきたという記憶はあり、当初は名前と写真をみて男性かな、と思っていた程度だった。
この番組では、彼女の生い立ちや、演奏会のリハーサルの様子、
果てはお宅訪問みたいな企画など盛りだくさんだが、
女性にしておくのはもったいないほど格好いい。
機会があれば彼女の指揮も聞いてみたいもの。
(即日完売というのが本当ならしばらくは無理かもしれないが)
しかし、民放で、クラシックの指揮者をとりあげるなんて、やはりブームは本物なのかも。


日記 | 【2007-03-02(Fri) 23:02:07】
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あかんべえ 宮部みゆき
久々に読後感が爽快な小説だ。

時代もの+ミステリもの+超能力もの、という宮部みゆき得意の3パターンがこの作品では、きれいにマージされているし、
彼女が得意の年少者(この作品では少女だが)が主人公というのもよい。

この少女「おりん」はどういうわけか、
家にでるお化けをみて会話することができるが、
どうしてこのお化けは達は成仏しないのか
お化けたち自身でもわからない。
実は、この家にまつわる過去の因縁があって、
主人公とお化け達が調査にのりだす、という話。

生者も、亡者も、悪意がある人、善意の人、
その中間のいろいろな人がでてくる。
生きているときの悪意が原因でお化けになってしまったため、
そうならないように、と生者をさとす場面がある。
こう書くと、最近はやりのあやしげなスピリチュアルな世界になりそうだが、
そういうおしつけがましいところもなく、
さらりと描写されるが心に残るシーンだ。

善意の生者、亡者が、悪意に翻弄される生者、亡者の心を溶かす、
つまり、最後は善が勝ち、めでたしめでたし、というのは、
「お化け」など存在できない現代ものでは描けない世界。


読書 | 【2007-03-01(Thu) 21:45:35】
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