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今晩はラフマニノフづくし
東京フィルハーモニー サントリー定期

指揮:渡邊 一正/ピアノ:小山 実稚恵

ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番
ラフマニノフ/交響曲第2番

平日のコンサートはいつも開演ぎりぎりの到着になってしまう。

まだ先週のマーラーが頭に響いてはいるが、今日はラフマニノフ特集。
ラフマニノフだけでオケの一晩のプログラムが組めるとはなかなかたいした時代だ。

まずはピアノ協奏曲第3番
ホール前は満員御礼、となっていたが、客席はまだ空きがあり、
私の席の隣もあいていてゆったり気分で聴ける。

ラフマニノフのピアノ協奏曲といえば、第2番が有名だが、
第3番も楽章のバランスがちょっとどうかと思うが、渋い味わいで好きな曲である。
ちなみに第1番もツインマーマンの演奏で「こんなにいい曲だっけ」と感じたものの
メロディーの美しさでいけば、やはり第2番、第3番ということになるだろう。

第一楽章、すぐにピアノがはいってくる。
最初はユニゾン、しかし、ピアノはどんどん技巧的に雄弁になってくるが、
全体として、第二番のような華やかには進まず、
どこまでもモノトーンな色合いを感じさせる。
小山さんのピアノも割りに暗い音なので、
(演奏なのか、ピアノそのものなのか、随分暗い音をだす)
なので、このモノトーンな曲調に丁度いい具合に響く。
ある意味彼女のピアノは第二番よりあっているのかもしれない。
長い第一楽章、ピアノはほとんどミスもないし、オケとの絡みもよく、熱演だった。
以前聴いた日本フォルとの演奏はどこかあぶなげな感じだったので、今回のほうが断然よい。

第二楽章、第三楽章と、オケには悪いが、ピアノと一緒に音楽を感じている間に、
あっという間にコーダ。これを聴けただけでも今日のコンサートは満足な気持ちだ。

休憩中に、会社で買った菓子パンで腹ごなし、前回の轍はふめません。

後半も大曲。交響曲第2番
ラフマニノフの交響曲も有名にはなってきたが、
これまで私自身あまり聞きとおしたことがなかった。
ピアノがある曲ならまだいいけれど、
オケで延々甘い旋律をかなでられてもちょっと、、というところで。

第一楽章を聞きながらもそんなことを感じていた。
とはいいつつ、長い第一楽章が、この曲の序曲に聞こえて、
そんなに悪くないかもな、と見直していた。

第二楽章はスケルツオ。2台ピアノの組曲のような踊りのような短い旋律のかけあい
と叙情的な旋律がくみあわされる。
ここでもたっぷり叙情的なのに、次の第三楽章のロマンティックな旋律は極めつけだ。
一瞬音がきれたので、第三楽章も、これでおわりか、と思ったらその後も延々続く。
これはさすがにちょっとしつこい甘さだなあ。。
作曲家自体が、この甘い世界から抜け出したくないない、と望んでいるようだ。
このしつこさはシューベルトに似ているが、シューベルトは甘いだけじゃないし。

そして、フィナーレ。
映画音楽を延々きかされているような不満を感じつつも、
しつこさが逆に長いクレッシェンド効果になって、
終わってみると、先般のマーラーにも負けない感動が、会場をゆるがしていた。
先週はマーラー、今週はラフマニノフと、
一時間もの大曲をここまで感動的にまとめあげる東フィルというのもたいしたものだ。


コンサートレビュー | 【2008-02-22(Fri) 23:03:34】
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革命のエチュード レッスン3回目
あっという間に2週間。

教室では、発表会のプログラムの準備中で、
私の出番は前半の最後で、幻想即興曲のあとのようだ。
そろそろ本腰をいれてとりかからねばならない。

ということで、「革命」を通す。
ミスタッチはまだまだあるが、左手がつらくなくなっているのに気づく。
これまでは、弾き始め、すぐに左手が悲鳴をあげていたのだが、
あまり疲れずに最後までひけるようになってきたのは、無駄な力がかからなくなってきたということか。
そのため、何度も繰り返し練習できるのが有難い。

・すぐにひきださないで2小節くらい心でカウントしてから(発表会も)
・左手にある16分音符のアクセントを明確に
・終盤の左手、ピアノやピアニッシモとあってもだらっと弾かず、しっかりひく。

で、次は「牧童」のエチュード

練習の中心が「革命」なので、こちらはまだまだ(とくに中盤)だが、

・メロディーをしっかりめだたせ間違わないように
  その分、他の音符は多少いい加減でも。
・中盤から最初のメロディーに戻る部分はリタルダンドで

という注意。

帰り道、左腕が少々痛みだす。練習中は意識しなくなってきたが、
やはり「革命」の後遺症にはなやまされそうだ。。


ピアノレッスン日記 | 【2008-02-20(Wed) 23:54:11】
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奈緒子
スピリッツにあった随分前の駅伝の漫画だよなー、と思って調べたら
1994年から2003年まで10年近くも連載されていたようだ。
連載当初のころは読んでいたような記憶がある。

主人公奈緒子は、過去の自分のせいで父親をなくしてしまった少年雄介と偶然再会。
お互いのわだかまりは、駅伝を通じて昇華していく、みたいなお話。

KIDSに続き、こちらもレイトショー。

文部省推薦、とかつきそうなさわやかな青春映画で、
主人公が目立つので、群像劇というところまで描けてはいないが
たすきをつなぐ一人一人の思いは、
見る人の経験で、想像して補って楽しめるように描けている。

上野樹里が高校生としてはきついよな、、とか
実際、終盤にあれだけの走りをみせられるものなのか、とか疑問はあるけれども、
ひねりもなく、一生懸命な汗には、素直に感動していいのかもしれない。


映画レビュー | 【2008-02-16(Sat) 23:57:32】
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マーラー  交響曲第6番「悲劇的」 を聴く
東京フィルハーモニー交響楽団第748回定期演奏会
曲目 マーラー :交響曲第6番 イ短調 「悲劇的

指揮 ダニエル・ハーディング

今晩はマーラーのこの一曲だけなので、遅れるわけにはいかない。
仕事を残したままサントリーホールへ。夕食もとれずじまいか。。

クロークにコートをあずけて2Fのマイ指定席へ。
当日券が売り切れとのことだったが、ホール内は空席がちらほら。

これまで第2番「復活」は何回か生演奏を聴いてきたが、この曲は初めて。
マーラーの6番といっても、どんな曲かとっさに思い出せなかったので、
数日前に、タワーレコードでクーベリック指揮のCDを急遽購入し、一応予習。
実家にはバーンスタインとかあったように思うが普段マーラー聞かないからな。
第一楽章を聴いて、ああ、これか、、、っていう感じだが、
確かにこれまであまり聞きこんだ曲ではない。
マーラーはたいていの曲が暗く始まるが、
この曲はタイトリ通り終始一貫悲劇的なムードで最後まで暗い。
これを、これから80分以上聴くというのもつらいかもなあ。とか思いつつ演奏を待つ。

ハーディング登場。そして、第一楽章はじまる。
最初から弦がこの曲に一環して流れるタンタン タタンタンというリズムをきざむ。
第2番や、第5番もそうだが、このような重い行進曲、これぞマーラー節だ。
オケも冒頭から集中していて、去年に聞いた5番もよかったが、
このオケはマーラーが得意なのかもしれないとか感じた。
途中のアルマの主題は、美しく響く。ただ、この美しさは天国的まではいかず、
現実的だが。
また、CDでは聞き流してしまうが(というか一楽章など本当に鳴っているのか??と思うし)
実演では打楽器群は音もしっかり目立つ。
とくに、雑音のようにきこえる舞台裏のカウベルも微妙におかしくて、耳に刺激的。
後半、瞬間ブルックナー風になるのもおもしろい。

長い第一楽章も退屈せずに聴けたあと、第二楽章はアンダンテ。
第二楽章と第三楽章はアンデンテがさきかスケルツオがさきかという話が
解説には長々と書いているが、本演奏では、アンダンテから演奏のようだ。
(ちなみにクーベリック版はスケルツオが先だった)
第5の美しいアダージェットよりドラマチックな楽章でもっと有名になってもよさそうに思った。
そして第一楽章に戻ったかのような第三楽章スケルツオ。

そして、あっという間にフィナーレ。
ソナタ形式に沿っているのに、まるで映画をみているかのように自然に盛り上がってくる。
英雄が運命と戦い、そして悲劇的な死を迎えるまで。
打楽器奏者が舞台裏をまわって、ハンマーを準備しはじめると目はそちらにくぎづけだ。
音自体は思いのほかインパクトはないが、視覚的効果は確かに十分。
大音量で、めまぐるしい(しかし、概してわかりやすい)音楽に身をゆだねていた。
そして、長い長いフィナーレがふっとおわる。
指揮者がタクトをおろさないので、非常な緊張感がホール全体に広がり、
感覚的には随分長い間拍手もなく無音が続き、だれかの拍手でようやくブラボー。
長い曲だったが、十分腹いっぱいのコンサート。
こういう曲こそ生できく甲斐があるというものだ。
ただ全体としては以前聞いた5番のほうがよかったかな。

腹いっぱいといえば、
緊張感の続いた第一楽章がおわってほっとしたのか、第二楽章がはじまるちょっとした間に、
隣の方のおなかが鳴ったのをきいて、「おいおい、まじかよー」と最初は感じたのだが、
その瞬間、私自身も昼はほとんど食べず、夜も食べていないことに気づき、
自分の腹も鳴り出してしまった。(あくびじゃないのにうつるのかよーという内心の声)
なので、静かな静かな第二楽章は、美しい調べにうっとりしながらも、
おれの腹がまたなるんじゃないかと冷や汗もの。。
結局無事だったのだが、やはりコンサート前はしっかり食べておかないとな。。
と改めて気づいた夜だった。



コンサートレビュー | 【2008-02-15(Fri) 23:16:10】
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ショパン エチュードレッスン
5月の発表会は、「革命」でいこうと決めたのはよいが、
あいかわらず練習は週末のみ、という危ない状況でレッスンへ。

まず、一回通す。
指も温まってない状態でいきなりなので、
5ページある1ページすぎでもう左手が悲鳴をあげだす。
よれよれになりながら、なんとか最後まで。休めない分、「幻想即興曲」よりかなり苦しい。

一度に何度も通せないのがつらいところだが、
   ・最初の右手はガツンと集中して
   ・そして、最初の和音は伸ばしすぎず、2拍できり、その後は左手を目立たせる。
   ・強弱、よくに、すぐに弱くするところは意識
   ・終盤の左手はPPで
   ・後半のアルペジオは高いレを響かせて

というところ。

ショパンエチュードをもう一曲。Op25−1の「牧童」だ。

DSCF0623.jpg


こちらは通してひいても指も腕も疲れないのだが、目が疲れるほど音符が多い。
とくに中盤以降の転調が多いところは自分だどこ弾いているのかわからなくなってくる。
さっさと暗譜してしまったほうがいいかもしれない。

   ・拍の頭などにある音符が大きくなっているところは強めに
   ・といってもたたくのではなくてテヌート気味で
   ・中盤は右手と左手が交互にメロディーとしてきこえるように

という感じ。
チェルニーも100番途中でやめた人間がショパンエチュードとか弾いているという
のも我ながらちょっと嘘みたいだが、発表会までなんとか仕上げていきたいところだ。




ピアノレッスン日記 | 【2008-02-07(Thu) 20:13:37】
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KIDS
久々に映画館へ。
歩いて数分という便利な場所にある映画館なのが、ありがたい。
本映画、公開初日、といっても、映画館は空いていてゆったりと鑑賞できた。

作品は、小池徹平演じる他人の傷を自分に移す能力をもつアサトと
玉木宏演じるチンピラの友情と描いた話。
主役二人の人気だけに頼った映画で、無駄で無理な演出も多いが、
救いのあるエンディングをみながら、静かな充足感を感じた。
たいてい異能者は最後には姿を消すか能力を失うとか、悲劇的な結末を予想していたが、
それが、気持ちよくうらぎられたというところ。ある意味メルヘンなんだが。

後半、留置上の母親との邂逅のシーンから主人公の謎が明らかになるところは、
真に迫った斉藤由貴の演技が非常に印象的。

機会があれば原作を読んでみよう。

映画レビュー | 【2008-02-02(Sat) 19:46:23】
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